中学3年生 第1回診断テスト

【完全解説】2025年 令和7年度 第1回診断テスト 数学 問題6

この問題では、「4月に集めたアルミ缶の重さ」と「6月に集めたアルミ缶の重さ」が同じかどうかを考えます。はじめに、太郎さんの発表を元に、月ごとのアルミ缶の重さを調べてみましょう。

まず、4月に集めたアルミ缶の重さを xキログラム(kg) とします。これは何キロかわからないので、とりあえず「x」とおいて考えます。

次に、5月には4月より 20%多く集めたと言っています。
20%増えるというのは、「元の重さ(x)」に「0.2x」を足すことになります。
なので、5月は
x + 0.2x = 1.2x kg
になりました。

そして、6月には5月より 20%少なくなったとあります。
これは、5月の重さ(1.2x)から、**20%(0.2 × 1.2x = 0.24x)**を引くということなので、
6月の重さは
1.2x − 0.24x = 0.96x kg
になります。

では、4月と6月は同じ重さでしょうか?
4月は x kg、6月は 0.96x kg です。
0.96x は x よりも少ないので、6月の方が軽いですね。

だから、花子さんの「4月と6月は同じ重さだった」という予想は正しくありません

正しい答え:イ 正しくない

理由:
4月に集めた重さを xkg とすると、
5月は 1.2x kg、
6月は 1.2x × 0.8 = 0.96x kg。
つまり、4月より6月の方が軽くなるので、重さは等しくない。