第1回診断テスト国語で8割以上取るための勉強法
香川県で実施される「学習の診断」テストは、高校入試を見据えた実力判定テストです。今回は、この「学習の診断」の第1回国語で8割、つまり40点以上取るための対策をお伝えします。
国語で安定して8割以上得点するには、感覚に頼らず「型」と「戦略」で挑むことが大切です。以下に、具体的な勉強法を紹介します。
■ 国語の「公式」を覚える
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説明文・論説文では、「なぜですか?」に対しては「〜から。」と答える癖をつける
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「つまり」「したがって」「要するに」の後ろには筆者の主張がある
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選択問題では「本文の言い換え」がされている選択肢を選ぶ
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記述問題では設問に含まれる語句を使い、指定文字数の8〜9割で書く
■ 出題傾向を知り、時間配分を意識する
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例年の構成:
①論説文(読解)
②詩(読解+知識)
③小説(読解)
④作文 -
全体で50分。見直し5分を確保すると、1大問につき10〜11分以内で解く必要あり
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長文読解では1問あたり1分程度で進める意識を持つ
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本番を想定して、普段の練習からタイマーで時間を計る習慣をつける
■ 読解力を鍛える具体的な練習
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毎日1題は長文問題を解き、正解率と所要時間を記録
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答え合わせの際は「なぜその答えになるのか」を解説で確認
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自分の答えと正解の根拠を比較し、読解のズレを修正
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過去問や実力問題集を使用し、繰り返し出題される設問パターンに慣れる
■ 作文対策は「型」で対応
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出題形式:「○○について、体験や意見を交えて書け」
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以下の構成テンプレートで事前練習をしておく:
① 自分の考え(最初に結論を書く)
② それに関する体験談と感じたこと
③ 今後どうしていきたいか -
字数指定がある場合は、指定の8〜9割を埋める
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誤字脱字・文末表現(常体 or 敬体)が混ざらないよう注意
■ 漢字・文法問題で落とさない
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漢字は出題されやすい読み・書きを復習
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毎日10個程度の漢字練習をルーティン化
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文法は深追いしないが、文節・単語分けや品詞分類など頻出部分だけはおさえる
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文法問題は1〜2問程度なので、必要最小限の対策にとどめる
■ 解く順番とテスト中の戦略
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問題配布後、全体にざっと目を通し、作文テーマを最初に確認
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書きやすそうな作文なら後回しでもOK。難しそうなら最初に書く
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漢字問題は本文を読まなくてもできるので最初に処理
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読解問題は時間を決めて解く(目安:1問1分)
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見直し時間は作文に最も重点を置く(誤字脱字対策)
■ 実施すべき問題について
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解説が充実しているものを選ぶ(なぜその答えになるのか書かれているか)
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過去問がもっとも有効であるが、書店では手に入らない。香川県の診断対策に強い塾を探すのがおすすめ
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難問よりも「標準〜やや難」レベルを繰り返し演習するのが得点安定の鍵
まとめ
香川県の診断テスト国語で8割を取るためには、次のような対策が効果的です。
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国語の“型(公式)”を知って使いこなす
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時間を意識した読解練習を日常的に行う
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作文はテンプレートで対応し、条件を満たすことを意識
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漢字・文法で確実に点を取る
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本番では解く順番と時間配分を戦略的に考える
正しい準備をすれば、国語も「安定して点が取れる教科」になります。コツコツ練習を重ね、確実に得点を積み重ねていきましょう。