中学3年生 第1回診断テスト

2019年度 理科 問題1

解答と解説

(1)光が通りやすく顕微鏡で観察しやすいため

【解説】
顕微鏡でものを観察するには光が透過できなければならないため、葉を薄くスライスしなければならない。断面を薄く切るために、発砲ポリスチレンやニンジンなどに小さく切った葉をはさみ、発砲ポリスチレンやニンジンごとカミソリの刃で薄く切り取る。

(2)C、D

【解説】
AからDまで順に維管束、表皮、柵状組織、海綿状組織となる。このとき、維管束や表皮には葉緑体はないため、正解はC、Dとなる。ただし、気孔周囲の孔辺細胞には葉緑体があるため注意。

(3)植物名:エンドウ
   記号:ア ウ

【解説】
エンドウは双子葉類のため葉脈は網目状である。単子葉類の仲間としてはユリ、イネ、トウモロコシ、ススキなどが挙げられ、双子葉類の仲間としてはタンポポ、ツツジ、サクラなどが挙げられる。

双子葉類…主根があり、そこから側根が枝分かれする。葉脈は、網状脈
単子葉類…ひげ根。葉脈は、平行脈

(4)名称:維管束
   記号:A

【解説】
維管束は道管と師管からなり前者は水と肥料分を運び、師管は光合成で作られた養分を運ぶ。また、葉脈は薄い葉を支え、しっかり広げて光合成をしやすくすることにも役立っている。

(5)光合成

【解説】
葉の表側は光がよく当たり、効率よく光合成を行える。

葉の表側は葉緑体が多く、裏側は気孔が多いことを押さえておきましょう。

(6)ア 孔辺
   イ 水蒸気

【解説】
気孔は開閉して気体の出入りを調節している。根から吸い上げられた水が葉の気孔から水蒸気となって出ていくことを蒸散という。