10月6日(火)に、令和8年度(2026)の第3回診断テスト(学習の診断)が行われました。受験したみなさん、おつかれさまでした。

この記事では、岡川塾の中学3年生の試験後アンケートと、実際の出題内容をもとに、教科別の難易度と出題のポイントを速報でまとめます。平均点が公表されたら、この記事に追記します。

※最終更新:2026年10月6日

第3回診断テストの全体の難易度【速報】

結論:全体として「難しめ」の回でした。約8割(81%)が「難しい」「とても難しい」と答えています。特に社会・理科・国語で「第2回より難しくなった」という声が多く、国語は時間不足を訴える生徒が目立ちました。

テスト全体はどうだった?

とても難しい12%
難しい69%
ふつう12%
かんたん6%
とてもかんたん0%

教科別の難易度一覧

教科 難しさ
(平均)
第2回より
難しい
判定
国語 3.9 50% やや難化
数学 2.9 47% やや難化
英語 3.0 31% 第2回並み
社会 3.9 69% 難化
理科 3.9 56% 難化

※難しさは「1=かんたん〜5=難しい」の5段階で答えてもらった平均です。「第2回より難しい」は、第2回と比べて「難しい」を選んだ生徒の割合です。いずれも岡川塾の生徒の回答にもとづく目安です。

時間が足りなかった教科

「時間が足りなかった教科」を聞いたところ、国語が約9割(88%)と圧倒的でした。

国語88%
英語31%
理科19%
数学12%
社会12%

教科別の振り返り

国語

出題の構成

  • 問題一:駅伝を目指す大学生を描いた小説(心情の記述あり)
  • 問題二:古文(陽成院と翁のエピソード)
  • 問題三:戦争をテーマにした論説文(50字以上の記述あり)
  • 問題四:グラフを読み取って考えを書く作文

生徒の声

  • 「古文がわかりにくかった」
  • 「記述でどこを使えばいいのかわからない問題があった」
  • 「大問三(論説文)を最後まで読み切れなかった」
  • 「作文がギリギリだった」

約9割の生徒が「時間が足りなかった」と答えた教科です。小説・論説文ともに記述の字数が多く、作文まで含めると50分では時間配分が厳しい構成でした。難しさの平均は3.9で、社会・理科と並んで今回の難しかった教科の一つです。

第4回に向けて:過去問を時間を計って解き、「漢字・知識→古文→作文→読解」など、自分なりの解く順番を決めておきましょう。記述は「本文のどこを使うか」に線を引いてから書く練習が効果的です。

数学

出題の構成

  • 問題1・2:計算と小問(平方根、因数分解、2次方程式の解の公式、反例など)
  • 問題3:図形の小問(角度、円錐の体積、作図)
  • 問題4:1次関数(水そうに水を入れる問題)
  • 問題5:データの活用(箱ひげ図、度数分布多角形の記述)
  • 問題6・7:文字式の証明、2次方程式の文章題
  • 問題8:正方形を組み合わせた図形の合同の証明

生徒の声

  • 「作図がよくわからなかった」
  • 「最後の証明が初めて見る形で難しかった」
  • 「思っていたより簡単だった」「意外と正解していてうれしかった」

「かんたん」と答えた生徒も多く、難しさの平均は2.9と5教科でいちばん低くなりました。計算・小問で確実に点を取れたかどうかと、作図(問題3)や最後の証明(問題8)まで手が届いたかどうかで差がついたと考えられます。

第4回に向けて:第4回は出題範囲が広がります。まずは計算と小問をミスなく速く解けるようにして、作図と証明に使う時間を確保しましょう。証明は「仮定→根拠→結論」の型を書いて覚えるのが近道です。

類題にチャレンジ

実際の問題と同じ考え方で解ける、当サイトオリジナルの類題です(数値や図は変えています)。

診断テスト第3回 数学の類題:辺BC上にPA=PBとなる点Pを作図する問題

類題①(作図)図の△ABCで、辺BC上にあって、PA=PB となる点Pを、定規とコンパスを使って作図しなさい。

解答・解説を見る

PA=PB となる点は、線分ABの垂直二等分線の上にあります。

  1. 点A、Bをそれぞれ中心として、同じ半径の円をかく。
  2. 2つの円の交点を通る直線(ABの垂直二等分線)をひく。
  3. その直線と辺BCとの交点がPになる。

ポイント:「2点から等しい距離」なら垂直二等分線、「2辺から等しい距離」なら角の二等分線。条件と作図をセットで覚えておきましょう。

診断テスト第3回 数学の類題:2つの正三角形でAE=BDを証明する問題

類題②(証明)図のように、点B、C、Eは一直線上にあり、△ABCと△DCEはどちらも正三角形です。このとき、AE=BD であることを証明しなさい。

解答・解説を見る

△ACEと△BCDにおいて、
△ABCは正三角形だから AC=BC …①
△DCEは正三角形だから CE=CD …②
∠ACE=∠ACD+∠DCE=∠ACD+60°
∠BCD=∠BCA+∠ACD=60°+∠ACD
よって ∠ACE=∠BCD …③
①、②、③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので △ACE≡△BCD
合同な図形の対応する辺は等しいので AE=BD

ポイント:共通の角(∠ACD)に60°や90°を足して「等しい角」を作る形は、第3回の最後の証明と同じ考え方です。

英語

出題の構成

  • 問題1:リスニング
  • 問題2〜5:アクセント・語句選択・語形変化・並べかえ
  • 問題6:ウェブサイトの情報の読み取り
  • 問題7:英作文(給食とお弁当、どちらが好きか)
  • 問題8:長文読解(子どもの幸福度をテーマにした会話と説明)

生徒の声

  • 「長文はどこを探せばいいか迷う」「長文の時間が足りなかった」
  • 「長文が解きやすかった」「全体的に簡単だった」
  • 「英作文で単語がわからず書きにくかった」

「第2回より簡単」と答えた生徒が25%いた一方、「難しかった」も31%いて、感じ方が分かれた教科です。長文(問題8)は配点が13点と大きく、英作文と合わせた時間配分で得点が大きく変わります。

第4回に向けて:長文は先に設問を読んでから本文に入ると、答えの場所を探しやすくなります。英作文は「自分の意見→理由2つ」の型で、25語前後を5分以内に書く練習をしておきましょう。

社会

出題の構成

  • 問題1・2:公民(現代社会、日本国憲法)
  • 問題3:歴史(古代〜近世、できごとの並べかえ)
  • 問題4:近代史(明治〜大正、第一次世界大戦前後)
  • 問題5:世界地理(ヨーロッパ・アフリカ、気候、EU)
  • 問題6:日本地理(中国・四国地方、瀬戸大橋、促成栽培)

生徒の声

  • 「歴史の人物がいろいろ出てきて難しい」
  • 「半島などの名前がわからなかった」「世界の気候があやふやだった」
  • 「今までより範囲が広く、覚えていないところが多かった」
  • 「記述ができなかった」

約7割(69%)が「第2回より難しい」と答え、今回いちばん難しさが上がった教科です。範囲が中3の公民まで広がり、歴史・地理・公民がまんべんなく出題されたため、覚えていない単元がそのまま失点につながりました。

第4回に向けて:一問一答で用語と人物を総復習し、地理は地図帳で地名(半島・海・河川)と気候の特徴をセットで確認しましょう。記述は「理由を聞かれたら〜から」で終える基本を徹底するだけでも点が変わります。

理科

出題の構成

  • 問題1・2:生物(血液の循環、植物と動物の生殖・発生)
  • 問題3・4:地学(地震、日本の天気と季節)
  • 問題5・6:化学(金属と酸素の質量比、中和とイオン)
  • 問題7・8:物理(凸レンズの像、電流と電圧・抵抗)

生徒の声

  • 「計算問題でミスが多かった」「電圧から電流を求められなかった」
  • 「銅と酸素のところが難しかった」
  • 「血液・細胞が思い浮かばなかった」
  • 「似たような問題をといたのでいけました」

4分野から2題ずつ出題されるバランス型でした。質量比(問題5)や抵抗の計算(問題8)など、計算問題で手が止まった生徒が目立ちます。一方で「似た問題を練習していたので解けた」という声もあり、演習量の差がそのまま出たテストでした。

第4回に向けて:質量比と電流・電圧・抵抗の計算は、同じ型の問題を3問続けて解けるまで練習しましょう。生物は図を自分で描いて名前を書き込む復習が効果的です。

類題にチャレンジ

実際の問題と同じ考え方で解ける、当サイトオリジナルの類題です(数値や図は変えています)。

診断テスト第3回 理科の類題:マグネシウムと結びつく酸素の質量のグラフ

類題③(金属と酸素)マグネシウムの粉末を加熱し、加熱前のマグネシウムの質量と、結びついた酸素の質量の関係を調べると、グラフのようになった。

(1)マグネシウムと酸素が結びつくときの質量の比を、最も簡単な整数の比で答えなさい。
(2)マグネシウム2.4gを完全に酸化させると、酸化マグネシウムは何gできるか。
(3)マグネシウム3.0gを加熱したところ、加熱後の質量は4.2gになった。酸素と結びつかずに残っているマグネシウムは何gか。

解答・解説を見る

(1)3:2(グラフより、マグネシウム1.2gに酸素0.8gが結びつく)
(2)4.0g(2.4g+酸素1.6g)
(3)1.2g
 結びついた酸素は 4.2−3.0=1.2g
 酸素1.2gと結びつくマグネシウムは 1.2×3/2=1.8g
 残っているマグネシウムは 3.0−1.8=1.2g

ポイント:(3)のように「反応しなかった量」を求める問題は、まず増えた質量=結びついた酸素を出すのが第一歩です。

診断テスト第3回 理科の類題:抵抗器の並列つなぎと直列つなぎの回路図

類題④(電流と抵抗)抵抗が10Ωの抵抗器Xと、15Ωの抵抗器Yがある。

(1)図(1)のようにXとYを並列につなぎ、電源の電圧を6.0Vにした。回路全体に流れる電流は何Aか。
(2)図(2)のようにXとYを直列につなぎ、電源の電圧を10Vにした。抵抗器Xに加わる電圧は何Vか。

解答・解説を見る

(1)1.0A
 並列では、それぞれの抵抗器に6.0Vが加わる。
 X:6.0÷10=0.6A、Y:6.0÷15=0.4A → 0.6+0.4=1.0A
(2)4.0V
 直列では全体の抵抗は 10+15=25Ω
 流れる電流は 10÷25=0.4A
 Xに加わる電圧は 0.4×10=4.0V

ポイント:並列は「電圧が同じ」、直列は「電流が同じ」。どちらかを先に決めると計算が楽になります。

平均点(発表され次第追記)

平均点は、公表され次第ここに追記します。

教科 平均点
国語 発表待ち
数学 発表待ち
英語 発表待ち
社会 発表待ち
理科 発表待ち
5教科合計 発表待ち

結果が返ってきたら、まずやること

1. 点数だけで落ち込まず、志望校の目安点とくらべる

今回のように難しめの回は、多くの受験生の点数が下がります。点数が下がっていても、まわりも同じように下がっていることがよくあります。点数だけで一喜一憂せず、志望校の目安点とくらべて、今どれくらいの差があるのかを確認しましょう。高校ごとの目安点は香川県の高校別 診断テスト目安点一覧にまとめています。

2. 間違えた問題を3つに分ける

  • ケアレスミス:わかっていたのに落とした問題。見直しの仕方を決めれば、次回すぐに取り戻せます。
  • あと少しで解けた問題:解説を読めば理解できる問題。ここを解き直すのがいちばん点数につながります。
  • まったく手が出なかった問題:今の段階では深追いしすぎず、基礎の復習を優先しましょう。

3. 「あと少し」の問題を、何も見ずに解き直す

解説を読んで「わかった」で終わらせず、数日後に何も見ずにもう一度解いてみてください。解けなければ、まだ自分のものになっていません。

次は第4回診断テスト(11月上旬)

第4回は、例年11月10日前後に実施されます。第3回で見つかった弱点を、残り1か月でどう埋めるかが勝負です。教科別の勉強計画は、こちらの記事にまとめています。

▶ 第4回診断テストまで1か月|点数を落とさない教科別の勉強計画

第4回の対策問題集は近日発売予定です。発売状況は診断テスト対策問題集のページでお知らせします。