中学3年生 第1回診断テスト

令和2年度 理科 問題6

解答と解説

(1)飽和水溶液

【解説】
一定量の水に物質をとかしていき、物質がそれ以上溶けることが出来なくなった状態を飽和状態という。

(2)37.5%

【解説】
質量パーセント濃度(%)
=溶質の質量(g)÷溶液の質量(g) ×100
=3.0(g)÷{3.0(g)+5.0(g)}×100
=37.5%

質量パーセント濃度は「全部」に対して「溶かした物質」がどれくらいかを示していることを考えましょう。

(3)名称 再結晶
    記号 エ

【解説】
再結晶:個体の物質をいったん水に溶かし、再び結晶として取り出すこと。
ア.食塩 イ.ミョウバン ウ.硝酸銅 エ.硝酸カリウム

(4)1.9 g

【解説】
50℃→10℃にすると、溶けることが出来る硝酸カリウムの量は少なくなる。
10℃のときに溶けることが出来る硝酸カリウムの量を考える。表を使う。
水が100gのとき、22.0g溶けることが出来るので、水が5gのときは、
22.0:100=x:5より、x=22.0×(5÷100)=1.1(g)
もともと、3.0g溶けていたので、
出てくる結晶は3.0(g)-1.1(g)=1.9(g)

結晶が出てきた=その温度で飽和水溶液となっているということを考えましょう。
飽和状態だと表が使えます。

(5)理由 食塩(塩化ナトリウム)の溶解度は、水温によってほとんど変わらないから
   方法 (水を)蒸発させる

【解説】
・食塩は温度によって溶解度の値はほとんど変わらない。
・硝酸カリウムは温度によって溶解度の値が大きく変わる。

溶解度に変化が少ない物質は「蒸発させる」ことによって取り出します。