解答と解説
(一)a 失望
b 暮(らす)
c 伝達
d 届(け)
(二)1
【解説】
述部は文末にくるものなので、2は違う。よって、主部・修飾部・接続部・独立部のいずれかである。「ピンと来ないひとも」の「も」を「が」に置き換えられる=主部の特徴がみえるので、1が正解。
(三)ア 社会的動物
イ コトバを使って社会をつくっている
【解説】
文中から”他と一緒に生きる”存在を5字で抜き出すと「社会的動物」となる。また、”人間”が”特別な存在である”ことを16字で説明しているのは「コトバを使って社会をつくっている」である。
(四)4
【解説】
「もんどりうつ」とは、「飛び上がって、空中で一回転すること」。よって、4が正解。作者が、石につまづいて一回転して地面に叩き付けられた=すごい勢いでこけた、のとほぼ同じ状況である。
(五)3
【解説】⑥⑦では経済学でなく自然科学や物理科学について、⑧以降は社会的実体について述べている。よって、場面転換の接続詞である3が正解。
(六)⑧(段落)〜⑨(段落)
【解説】⑧から文末に渡って社会的実体について述べているが、問題では具体例を挙げている部分を問われている。
⑧⑨は”もし一万円が落ちていたら”という内容で、⑩では⑧⑨についてまとめている。
⑧⑨の”もし~”の部分は例え話=例なので、⑧~⑨が正解。
(七)(例)おカネの価値が分からず、1万円札を拾うために歩みを止めたと思わないから
【解説】
「石のような大きなモノ」は価値がないモノを表している。「宇宙人」は価値観の違う存在を表している。つまり、”価値観が違うとおカネの価値が分からず、なぜ歩みを止めたのか分からない”ということが書けていれば正解。
(八)(例)音声や文字が意味を持ち、行動に影響を与えること
【解説】
まず、文中から「空気の振動」「紙のシミ」という言葉を探す。すると、「空気の振動」=「声」、「紙のシミ」=「文字」と表現されていることが分かる。よって、”声や文字が人間の行動に意味を持って作用する”ことが書けていれば正解。
(九)生物学や生命科学
【解説】
Bの前の一文では「物理学」について述べているので、Bも○○学という言葉が入ると予想できる。本文には「人文社会科学」「自然科学や物理科学」「生物学や生命科学」があり、8字なのは「生物学や生命科学」である。
(十)2
【解説】
本文中に「経済学は、人間がつくる社会について考える人文社会科学」とあるので、1は違う。本文中に「連鎖反応」とあるのは物理学についての言及なので、3は違う。本文で「人の遺伝子に組み込まれていない」と明文化されているので、4も違う。
よって正解は2である。